winDRBD Beta4
winDRBD Beta4 がリリースされました。今回は一般公開ということで Linbit のホームページからダウンロードできます。さっそく弊社でも使用してみて、前回のBeta3 の記事の内容とほぼ同じ方法で使用できるを確認しました。なお、アンインストーラーが付属してませんので、インストールする場合は仮想環境等での使用をお勧めします。
以下は前回の Beta3 記事から主な相違点です。
- Beta3 では Windows のエクスプローラーから DRBD デバイスが見えるようになるためには一旦 logout/login しなければならなかったが、Beta4 ではこの制限がなくなりました。
- Beta3 の記事の使用例は下位デバイス(disk)やメタデバイス(meta-disk)の指定に E: 等のドライブラベルを使用しましたが、GUID を使用するのが推奨のようです。ボリュームの GUID は mountvol.exe コマンドで確認できます。
\\?\Volume{53ffdbac-0000-0000-0000-200000000000}\ E:\ \\?\Volume{53ffdbac-0000-0000-0000-300000000000}\ F:\
以下は w0.res ファイルに設定例です。
volume 17 { disk "53ffdbac-0000-0000-0000-200000000000"; device "H:" minor 5; # meaning H: meta-disk "53ffdbac-0000-0000-0000-300000000000"; }
設定後、ディスク管理の「ドライブ文字とパスの変更」でドライブラベルを削除することで、エクスプローラ等で見えなくなり誤って使われるのを防ぐことができます。
なお、前回の Beta3 の記事、セルフビルドの方法とこれらをまとめた「winDRBD 構築手順書」というのを別途準備していていますので、こちらも参考にしてみてください。