DRBDとPacemaker、Heartbeat、CorosyncのEOLについて(2023年8月版)
2021年3月にDRBDとPacemakerのサポート期限(EOL)を紹介しましたが、LINBIT社の情報が更新されたので、各パッケージのサポート期限をあらためて紹介します。
情報は2023年8月時点のものです。情報のソースは本ページの末にあるリンクを参照ください。
DRBD サポート期限
DRBD リリース番号 | LINBIT開発期間 | サポート期限 |
8.0.0 – 8.0.16 | 2006年3月– 2009年3月 | 2018年末 |
8.3.0 – 8.3.16 | 2008年11月 – 2013年9月 | 2022年末 |
8.4.0 – 8.4.12 | 2010年12月– 2019年7月 | 2026年末 |
9.0.0 –9.0.32 | 2011年6月 – 2021年12月 | 2030年末 |
9.1 – | 2021年2月 – 2023年9月 | 2034年末 |
9.2.0 – | 2022年10月 – | 2036年末 |
開発期間を終了すると各パッケージはメンテナンスリリースのみ行われ、新機能の追加が行われなくなります。
RHEL8とその互換OSではDRBD 9.0以降のリリースバージョンのみ使用可能です。(8.4はご利用できません。)
RHEL8.8以降のバージョン(RHEL9.Xを含む)とその互換OSではDRBD 9.2のみ利用可能です。
DRBD 9.0と9.1の機能は9.2に完全に含まれるため、DRBD 9.2の利用を推奨します。
Pacemaker サポート期限
パッケージのバージョン | サポート期限 |
Heartbeat | 2024年6月末 |
Pacemaker 1.0.x | 2020年12月 |
Pacemaker 1.1.x | 2024年6月末 |
Pacemaker 2.0.x | 2029年6月末 |
CorosyncはPacemakerに含まれます。例えばPacemaker 2.0.xのCorosyncは2029年6月末までサポートされます。
RHEL8とその互換OSではPacemaker 2.0.xのみ利用可能です。
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